25年9月に出かけた今回の中国北京&福建省&上海の3泊4日の旅。
1日目は朝に東京羽田空港を出発し、北京で9時間5分のトランジット観光をしました。
しかし天安門は予想をはるかに上回る混雑で入れませんでした…
北京の人の多さ、恐るべしでした。
それでは、今回の旅行記もお楽しみください!
北京首都空港→市内のアクセス
空港からすぐに乗れる空港地下鉄に乗って市内へ。まずは北京の中心街、王府井に向かいます。
第3ターミナルの「地鉄・Subway」の表示に従って向かえば迷うことはないはず。
荷物チェックを経て改札を通るとそのままホーム。駅は開放感がありとても清潔で綺麗です。
荷物チェックがあるところ以外は日本の駅と同じです。

車内も快適。揺れもほとんどありません。

空港地下鉄の料金は1乗車片道25元(≒500円)。
日本でクレジットカードを登録したAlipayで無事支払い出来ました。
ただし、王府井のような中心駅に行く際は大体どこかの駅で別の地下鉄路線に乗り換えが必要です。市内地下鉄は一乗車3元(約60円)。安い!
北京首都空港から王府井駅まで地下鉄を2回乗り換えて約1時間。結構遠いですね。
北京の名物グルメ、牛肉麺
王府井駅についたのは13時半。お昼ご飯を食べるのにはちょうど良い時間です。
小籠包と迷いましたが、北京の名物と言えば牛肉麺らしい。ということで牛肉麺の有名なお店に行きました。
牛肉麺で有名らしい「李先生 牛肉麺大王」をチョイス。北京に複数店舗がある牛肉麺のチェーン店です。

ちなみに中国ではGoogleMapがほとんど機能しません(お店が殆どヒットしない、情報が最新でない等)。
私も旅行中はずっと百度地図を使用していました。
上記のMapも、店舗の位置が50mほどずれているので、皆さんが北京に旅行する際は百度地図で「李先生 牛肉面大王」と調べてください!
店内に入店すると店員に中国語で話しかけられます。そこで怖気付くことなく、頑張って自分が中国語を話せないことを伝えると向こうも分かってくれて、指差しなどで何とかおすすめのメニューを教えてくれます。

運ばれてきたものを見て「辛そう!」と思いましたが実際は全然辛くなく、あっさり食べられました。
むしろ辛さを足したいくらいでした。
牛肉はかなり煮込まれており柔らかめ。
美味しくいただきました。
お値段は53元(約1,100円)でした。
天安門、混雑がひどすぎて入れず無念の撤退
ご飯を食べた後はAlipayの中のミニアプリのDiDiでタクシーを呼び、天安門へ。

DiDi、配車地と降車地を選択するだけで超簡単に呼ぶことができます。しかも安い。
この時も3kmほど移動して料金17元(約350円)。
日本では考えられない気軽さで呼んでしまいますね。
さて、天安門への入場には事前予約が必要だと聞いていたため、事前にwechatのミニアプリからこの日の午後の枠を予約しておきました。
DiDiのタクシーで付近まで乗り付けてみると、辺りは大混雑。

広い上に人も多いので、入場ゲート(チケットの確認場所?)に辿り着くまでが一苦労です。タクシーを降りてから結局15分ほど歩きました。
チケットの確認場所・は20分くらいで突破したものの、その次の荷物検査の列が全然進みません。40分くらい待っても列は殆ど動かず、、50m程の列で5mくらいしか進みませんでした。
荷物検査を抜けるのに、3,4時間くらい炎天下の中を並ばないといけない雰囲気でした。
時刻は午後2時過ぎ。気温が30度を超えて暑い中、体力的にもしんどく、無念のリタイア。。
次に北京に来た際を訪れることを決意して、列を離脱しました。
周囲にも列を離脱している人がちらほらいました。

景山公園、明朝滅亡時皇帝が眺めた最期の景色
無念のリタイア後、暑かったのでまたDiDiを呼んで景山公園へ。2,3km移動します。
タクシーの中で涼みます。
DiDi、3km乗車で20元くらい(500円行かない)なので、軽い気持ちで使ってしまいます。東京のタクシーの3分の1以下の値段って恐ろしい。
タクシーの道中も渋滞していましたが、何とか景山公園付近まで到着。
タクシーの運ちゃんは、「天安門は昼間は混んでるから、夜来たほうがいいよ、夜景が綺麗だからね!」と言っておりました。
気を取り直して景山公園まで10分ほど歩いて向かいます。
景山公園は故宮(紫金城)のすぐ真北にある公園です。
故宮を高台から一望できるということでやってきました。
チケットは2元(約40円)。安すぎです。
天安門広場に入れず失意の私が景山公園を訪れた理由、
それは明朝最後の皇帝、崇禎帝が最後に眺めた景色を眺めるためでした。
明は1644年に李自成の乱で滅亡しますが、李自成軍が北京に突入した時、崇禎帝は景山公園に登り、燃え盛る紫禁城を眺めながら首を吊って自害したそうです。
そんな景山公園は、予想通り高台にあり、階段をえっちらおっちら登っていく必要があります。
途中には立派な盆栽。同じ東アジア文化の親近感を感じます。

汗だくになりながら階段を登ると…
眼下に紫金城の絶景が広がっていました。

中国の悠久の歴史を感じさせてくれる、そんな景色でした。
これを見るために北京に来てよかったとも思えました。
また階段を降りた後は、空港に行くまで30分くらい時間が余ったので、
近くのカフェでグレープフルーツジュースを飲んで時間を調整、おいしかった
(さっぱりしたものが飲みたかった)。

そして火照った体を落ち着けながら、次こそは故宮・天安門に行くぞと北京旅行のリベンジを誓うのでした。
まとめ
天安門にまさかの入れなかったという出来事を踏まえて、今回のトランジット旅行の反省点は以下です。
- 天安門等混雑が予想される場所は土日の昼に行かない
- 北京の中心部は電車やバスで回りにくい。歩ける体力を残しておく
以下補足。
- 天安門は土日の昼に行くと大混雑。予約していても何時間も荷物検査等で待たされる。行くなら平日の午前中が良さそう。
- 北京の中心部は見どころ(天安門、故宮、公園)が広く、しかも観光客が多い。
地下鉄の駅、またバス停からのアクセスが悪く、入口までかなりの時間歩く必要がある場所も多い。タクシーで直接観光地に乗り付けられなかったりする。
体力配分には気をつけよう。
暑い夏は1日に歩ける距離の限界が短いため、観光のペース配分に注意が必要。
というよりも、夏に行くのには向いていない観光地なのかもしれない。
冬はとても寒いそうなので(会社の先輩談)、行くなら春・秋がベストシーズンだと感じている。
逆に春秋であれば、心地よい北京滞在を楽しめそう。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!
この後旅は福建省、そして上海へと続きます。続きの旅行記も読んでみてください!
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