中国 北京&福建省&上海旅行3日目は、福建土楼から厦門に戻り、厦門のコロンス島を訪れました。
コロンス(鼓浪嶼)島は厦門の港から船で10分ほどのところにある小さな島ですが、2017年に世界文化遺産に登録された島です。
2時間というかなり短い時間の滞在でしたが、夕陽に照らされる絶景を楽しむことができたので、その魅力・アクセス・短時間で回る方法を皆さんにお伝えします!
1. コロンス(鼓浪嶼)島の魅力
コロンス(鼓浪嶼)島は、福建省南部、厦門に面した海峡沿いに位置する小さな島です。
アヘン戦争後の1843年、厦門が商業港として開港すると、1903年にはこの島に外国人居留地(共同租界)が設けられました。
日本の横浜や神戸、長崎が開港したして外国人居留地が出来たことと、状況としては似ていますね。
以来、コロンス島は中国の玄関口として、世界各地の人々が行き交う交流の場となりました。

島内には現在も931棟もの歴史的建造物が残されており、当時の面影を色濃く残しています。
旧日本大使館をはじめ、各国の領事館として使われていた洋館も点在しており、独特の街並みが広がっています。
2. 島までのアクセス(厦門北駅から、空港から)
2-1. 厦門北駅からのアクセス
厦門北駅から、コロンス(鼓浪嶼)島に行くフェリーの出るフェリーターミナルまでの移動手段を紹介します。選択肢は、
①タクシーでずっと行く
②地下鉄+タクシー(中山公園駅or鎮海路駅で乗り換え)
③地下鉄+バス
の3択。料金の安い順に①→②→③の順です。
私は時間もお金もバランスよく節約したかったため②のルートで行きました。
厦門北駅から地下鉄に40分ほど乗車して中山公園駅で下車。料金は6.9元(約150円)。
地下鉄は新しく、大変快適です。道中海の景色も綺麗でした。
そして中山公園駅からはDiDiで移動。なぜか分からないが0.2元しか支払っていませんでした。
どちらもAlipayで支払可能。

フェリーターミナル到着後、コロンス(鼓浪嶼)島までのチケットを購入。
チケット売り場は上記の地図の場所です。フェリー料金は往復33元でした。
フェリーに乗って10分ほどで島に到着。
フェリーは日中10分間隔で運行されており、ほとんど待たずに乗れます。

2-2. 厦門高崎空港からのアクセス
厦門高崎空港からコロンス島までのアクセスは、路線バスが便利です。Alipayが使えれば、支払いも簡単にできます。
帰りはフェリー乗り場前のバス停から出ている路線バスで一本、30分ほどで厦門高崎空港に到着しました。バスの本数は20-30分に1本くらい。百度地図で時刻表も表示できて、その路線のバスがどのあたりを走っているかも表示してくれます。超便利。
厦門高崎空港でトランジットの時間があり、短い時間だけどどこか観光したい!という方にもコロンス島はおススメです。
3. 厦門の名物グルメ、「沙茶面」のランチ
16時に島に到着。その日中に飛行機に乗って上海まで移動する必要があり、滞在時間はわずか2時間ほど。

まずはまだ食べていないお昼ご飯を食べます。汗
ここ厦門の名物は沙茶面(麺)。
東南アジアの「サテ」と呼ばれるピーナッツ風味のソースをスープにしたものです。ピーナッツの香りと独特のコクが特徴のスープに、かんすいの入ったストレート麺、レタス、そして豊富なトッピング(豚肉、エビ、イカなど)が加わります。
コロンス島内でも多く沙茶面のお店を見かけました。
今回選んだのは「林氏沙茶面」というコロンス島内にも複数あるチェーン店。
フェリー乗り場から歩いてわずか2分のところにあるお店に入りました。
すると、お店に入った途端に雨が土砂降りに。
10分くらいで止みました。スコールでした。
ちょうどお店に入ったタイミングで良かった。
厦門も熱帯地域なんでしょうか?濡れたくなければ折りたたみ傘を持っていく必要がありそうです。
今回選んだのは「林氏沙茶面」というコロンス島内にも複数あるチェーン店。海鮮、牛肉、排骨など複数から選べます。海鮮(35元)を注文しました。

すると、具材が思っていた3倍豪華。
エビや牡蠣、アワビにハマグリのような貝まで豪華具材がてんこ盛りです。これで700円ちょっとなんて、厦門の海鮮恐るべし。
スープは日本では食べたことのない味ですが、麺とよく絡み美味しいです。具材もいわずもがな。
「林氏沙茶面」の海鮮沙茶面、必食です。
4. コロンス島「日光岩」から夕陽の絶景を眺める
滞在時間が短い、コロンス島で最も景色の綺麗な場所だけを見たい、そのような方は「日光岩」に登ってください。ゆっくり歩いてフェリーターミナルから往復2時間ほどで行って帰ってこれます。
さて、ご飯を食べた後はコロンス島内を散策。あちこちに租界時代の建物が残されています。
建てられた時代は日本の横浜や長崎にある洋館群と同じくらいかと思うのですが、あちらがクラシカルかつ重厚さを感じさせる雰囲気なのに対し、こちらは東洋の開放的なの雰囲気と西洋風の建築が融合した、軽やかな別荘地のような雰囲気を感じさせます。
「旧日本領事館」もありました。日本人として、旅先で「日本」という文字を見ると何となく嬉しくなりませんか?建物の雰囲気はあまり和を感じさせる要素はありませんでしたが。。

そして、今回のメインの日光岩に登っていきます。
日光岩の麓にはお寺があり、お寺及び日光岩に登るのにはチケット購入が必要です。50元でチケットを購入。15分ほどかけて岩の上まで登っていきます。

途中でスイカジュースを購入。10元です。最高に美味。中国はフルーツジュースの値段が安くて助かる。。

湿度が高く、汗だくだくです。暑すぎです。急いで登っても15分ほどかかりました。
それでも頂上に登ると、絶景が広がっていました。しかもスコールが過ぎ去った後で晴れ渡っており、開放感抜群。時刻も17時くらいだったため夕陽も相まって言いようのない絶景でした。

5. まとめ
コロンス島は中国の他の観光地に比べると、日本では知名度が低いですが、世界中で中々味わえない絶景を楽しめるスポットです。
そして、港町らしく、海鮮を筆頭に美味しい料理が沢山。
3連休があれば厦門は簡単に言って帰ってくることが出来ます。
有名な観光地に飽きたという方、ぜひ厦門「コロンス島」に行ってみてください!



コメント
来月廈門に行くので大変参考になります!他の人のブログでは、轮渡码头は市民専用で外国人は乗れないと書いてありましたが、チケットを買うときに身分証など求められませんでしたか?
Junさん、当ブログの記事を読んでいただきありがとうございます!
確かにパスポートの提示は求められましたが、問題なく日本のパスポートで購入できました!
おそらく、券売機は中国の身分証でないと購入不可、有人窓口であれば外国人も購入可能ということなのだと思います。
なので、もし轮渡码头の利用を検討している場合は、有人窓口に行ってみてください!
お返事ありがとうございました!ちなみに行きも帰りも轮渡码头(厦门)⇆钢琴码头(鼓浪屿)でしたでしょうか?私も帰国日にコロンス島を訪れる予定で、ブログで教えていただいた路線バスで空港に向かいたいと思っています。
それと土楼の記事も拝見しましたが、田螺土楼群の入場券は、離れた所にあるビジターセンターで買われましたか?こちらも外国人は直接土楼に行けないとありましたので…質問ばかりですみません!
お返事遅くなり申し訳ございません!
①行きは厦門北駅から地下鉄とDiDi(タクシー)を乗り継いで行きました。帰りは空港まで路線バスで行きました。路線バスの時刻表は百度地図で確認可能です!
② 田螺土楼群の入場券は、タクシーをチャーターして行った際に、途中で土楼群から数キロほど離れた箇所の道路上にある検問所(チケット売り場)で購入しました!道路上にあるので、土楼群に行く際に見逃すということはないと思います(通常車で行くと思うので)
もし他にご質問あれば何でも質問してください!!
ご返信ありがとうございました!
質問がわかりにくくて申し訳ございません…。コロンス島側のフェリー乗り場は钢琴码头(南東側)、三丘田码头(北東側)、内厝澳码头(北西側)の3つあるのですが、どの乗り場から乗り降りされたかという質問でした。フェリー乗り場から2分で「林氏沙茶面」があったと書かれていたので、おそらく钢琴码头かなと思うのですが、こちらもネット情報では住民専用とのことでしたので…。
土楼は田螺土楼群→永定土楼群の順番で回ろうと思っています!検問所でチケットが購入できることがわかり安心しました。チャーター交渉の相場観や舞台裏も大変参考になりました!笑
失礼いたしました!ご理解の通り、轮渡码头(厦门)⇆钢琴码头(鼓浪屿)のフェリーでした!念のため、コロンス島側のフェリー乗り場の位置のGoogleマップのリンクを貼っておきます。チケットは厦門側で往復で購入したので、コロンス島では購入していないです!チケットを無くさないように気をつけておけばOKです!
https://maps.app.goo.gl/4NajWVvke9gofCqa9?g_st=ipc
土楼も車のチャーターで行かれるんですね!中国語ができなくても案外何とかなると思います笑
お気をつけて行かれてください!
無事行ってきました!おかげさまで福建土楼と厦門を効率よく回ることができました。ありがとうございました!
実は私も今年の夏にポーランド(ワルシャワ・クラクフ)に行きましたので、その記事も楽しく読ませていただきました。また次の旅行記も楽しみにしています!
Junさん、無事回れたとのこと、良かったです!
ポーランドも行かれていたんですね!
私もこれからもあちこち旅行して色々な旅行先をご紹介したいと思っております。
また当ブログを読んでいただけますと幸いです!