中国旅行中、上海と北京で最近TikTokを席巻しているというカフェチェーン、「覇王茶姫」と「HEY TEA」を飲み比べてきたので、レポートします。
どちらも日本で飲んだことのない美味しさで、日本にも早く上陸してほしい!と思えずにはいられませんでした。
それぞれ一番人気のメニューや変わり種のメニュにトライしてきました!
1. 覇王茶姫ってどんなカフェ?
まずは、覇王茶姫がどんなカフェか紹介します!
1-1. 覇王茶姫とは?
- 創業年:2017年、四川省・成都発
- 業態:中国茶を中心としたティードリンク専門チェーン、他の中国茶チェーンに比べて高級路線
- 店舗数:2024年時点で中国国内に6,440店舗以上
- ブランド名の由来:「覇王」と「茶姫」は中国伝統文化を意識したネーミング
1-2. 🌿人気の理由と特徴
- 中国茶専門のポジショニング ジャスミン茶や烏龍茶など、伝統的な茶葉を使ったメニューが中心。タピオカなしのミルクティー。
- 詩的な商品名とパッケージ 代表商品「伯牙絶弦」は古代琴の名曲に由来し、青いパッケージがTikTokで大人気。
- 新中華式デザインの高級感ある店舗 店内は中国伝統文化を感じさせる高級感ある内装。
- サブスクリプション制度 月額28元で茶葉プレゼントや優先予約などの特典があり、ロイヤルユーザーを囲い込み。
2. 覇王茶姫に実際に行ってみた
百度地図で調べると無数に店舗が出てくるので、お好みの/最寄りの店舗に行ってみてください。
私は上海で、七宝老街の近くのショッピングモールに入っている店舗に行きました。

店舗ではAlipayでQRコードを読み取って注文。店頭で現金やクレジットカードで購入できるかは分かりません…ですが、中国語が話せない旅行者にとっては、スマホの画面で注文まで完結できるのはありがたいです。
QRコードを読み込むと、覇王茶姫のミニアプリが起動します。
そして、日本のQRコードからの注文と同様に商品・サイズ・テイクアウトorイートインを選択して、Alipay内で決済完了すると、自分の待ち番号が表示されます。
今作っている/出来上がりの番号はミニアプリ内、もしくは店内のモニターにも表示されるので、出来上がりを確認して取りに行けばOKです。

私は一番人気だという「伯牙絶弦」のスモールサイズを注文。金額は16元でした。スモールサイズで日本のスタバのトールサイズくらいだと感じたので、スモールサイズで充分な大きさだと思います。

一口飲んでみて、その美味しさにびっくり。
ジャスミン茶のミルクティーなのですが、ほのかな甘さで味がすっきり。ミルクも通常の牛乳ではないのでしょうか、ジャスミン茶によく合っています。
これは何度もリピートしたくなる味。日本にも新規出店するのが待ち遠しいです。
次に中国に行った際も絶対に飲むつもりです。
3. HEY TEAってどんなカフェ?
HEY TEAがどんなカフェか紹介します!
3-1. HEYTEA(喜茶)とは
- 創業:2012年、中国・広東省江門市で誕生(創業者は聂云宸氏)
- コンセプト:「Tea of Inspiration(灵感之茶)」=“インスピレーションを与えるお茶”
- 特徴:伝統的なお茶文化を現代的にアレンジし、若者に人気の「新式茶(ニュースタイルティー)」を広めたブランド
- 中国国内で4000店舗以上を展開し、「新式茶のスターバックス」 と呼ばれるほどの存在感
- 日本の大阪道頓堀にも2025年に店舗がオープンしたそうです!大阪で行ってみれば良かった…(後悔)
大阪の店舗はこちら!
3-2. 🍵 人気メニュー
- チーズティー 高級茶葉の上に塩気のあるクリーミーなチーズフォームをのせたドリンク。SNSで大ブームを起こし、行列ができるほど話題だそうです。
- フルーツティー マンゴーやグレープフルーツなど果物をふんだんに使った華やかなドリンク。見た目も鮮やかで“映える”と人気。
- その他:タピオカミルクティー、季節限定の新商品なども展開
4. HEY TEAに実際に行ってみたat上海
こちらも覇王茶姫と同様、百度地図で調べると無数に店舗が出てくるので、お好みの/最寄りの店舗に行ってみてください。
私は上海を旅行していた際に最も行きやすい場所にあった田子坊にある店舗、「上海打浦桥日月光店」
に行きました。(店名がかっこいい)

覇王茶姫と同様にAlipayのミニアプリで注文。Alipayのミニアプリ自体は英語等の翻訳に対応してないですが、translate機能を使えばAlipayが勝手に翻訳してくれます。まじ便利。
しかし、ここでなんと私はどのドリンクにもチーズが入っているものかと勘違い。
緑色の謎の飲み物を注文してしまったのです。

飲んでみると、???な味。すっきりした味わいで美味しいですが、チーズティーを想像して飲んだのでと微妙な気持ちに…。「HEY TEA」は全てのドリンクにチーズが入っているのかと思ってしまっていたので…
私が飲んだドリンクはいわば野菜スムージーで、ケールやホウレン草が入ったものだったのです。野菜ジュースのようで体には良さそう。価格は19元(約400円)でした。
おかげで栄養素は摂取できましたが、目的は達成できませんでした。(自分が悪い)
次回は必ずチーズティーを飲んでリベンジするという決意のもと、お店を後にしたのでした。
5. HEY TEAに実際に行ってみたat北京
上海では飲めなかったチーズティーを今度こそ飲みたい!
そう思い、上海のHEY TEAを訪れた2週間後、今度は北京でのトランジットの際にHEY TEAを再び訪れました。
訪れたのは市内中心部の王府井にある「北京东方新天地店」。
ここはテイクアウト専門の店舗のようで、座席はありませんでした。

上海の時と同じように、Alipayのミニアプリから注文。
今度は確実にチーズティーが飲めるように注文します。
頼んだのは「Light cheese fleshy grape」というドリンク。19元でした。
注文してから10分ほどで完成しました。

飲んでみると、甘さはすっきりとしたぶどうのドリンク。
ぶどうの果肉が底の方にたくさん入っていて飲みごたえがあります。
上にかかっているクリームチーズとぶどうジュースを混ぜて飲むと、塩味強めのチーズと甘いぶどうがマッチして美味しい!
暑い夏に飲むとより最高でしょう。
美味しくいただけたので思い残すことなく北京を出発することが出来ました。
6. 最後に
「覇王茶姫」も「HEY TEA」も日本にはまだない新感覚のお茶カフェでした。
さすがお茶文化の国、日本とはまた違った形で文化がどんどん進化してますね。
日本にも出店してほしい…!
皆さんも中国を訪れた際は、「覇王茶姫」・「HEY TEA」で日本では体験できないお茶文化を楽しんでください!



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