25年9月のポーランド旅行。ワルシャワから電車で移動、12時にクラクフに到着した後、世界遺産の街並みや中世のお城を観光してきました。中世そのままの街並みを味わえるクラクフの周り方を、モデルコース形式で紹介します!
1. 12:30 Milk bar Tomaszaでランチ
ホステルに荷物を預けた後、早速観光開始。
まずはお昼ご飯。他の方のブログでも多く紹介されていた、Milk bar Tomaszaに行きました。
到着すると、前に8人ほど並んでいます。店内の席は30席ほど。混雑していたため、他の人との相席をお願いされました(もちろん快諾しました)。
並ぶこと15分で席に案内されました。
ランチメニューはセット形式で、メインをホワイトソーセージやポークカツ等から選べます。
付け合わせにサラダがついてきます。
値段は36Zt(約1,500円)でした。
私はホワイトソーセージを選択。

運ばれてきた料理は…メインもサラダも量が多い!お腹いっぱいになるまで食べました笑
味付けもシンプルで美味しかったです!
何より、ヨーロッパで定食のような「1人分」の食事を食べられる機会は中々ないので、それがありがたい!
これは気づきですが、当地だとジャガイモが主食なんですね。。モリモリのポテトをみて改めて気づきました。日本の定食にご飯が必ず付いてくるのと同じなのかな。
とにかく美味しく腹ごしらえできました!おすすめのお店です。
2. 14:00 織物会館周辺を散歩
食後は、クラクフの旧市街をゆっくり散歩。
街の中心は織物会館。まずはここに行きました。
会館の前の中央広場が太陽に照らされて、とにかく美しいです!アダム・ミツキエヴィッチ(ポーランドの著名な詩人らしい)の像がかっこいい。

会館の中はお土産マーケットになっており、多様なお土産が売られています。お土産で目についたのは食器などの陶器・マグネット・革製品・スノードーム等。
周辺には聖アンナ大聖堂等の他の目玉スポットもあります。

3. 14:30 クラクフ歴史博物館
次は、織物会館から歩いて5分のクラクフ歴史博物館に行きました。入場料は大人31Zt(日本円で約1,250円)。所要時間は大体1〜1.5時間程度です。
地下1階と2階に展示室があり、地下1階がクラクフの歴史の展示。古代から近現代まで、騎士の甲冑や食器、街の模型などが展示されています。クラクフの昔の街の遺構をそのまま利用しており、この地下施設自体が歴史遺産となっているのが特徴です。


地下を観た後は、2階の展示に進みます。2階は近現代の文化・民俗の展示。絵画や生活の様子が展示されています。
個人的に好きだったのは民族衣装の展示。ザ・東欧の服という印象で見れて良かったです。

実物や写真の資料が豊富なので見るだけでも楽しめますが、英語かポーランド語の説明が読めるとより楽しめそうだと思いました。
4. 15:30 ヴァヴェル城
織物会館から15分ほど歩くと、ヴァヴェル城に到着。名前がかっこいいですね。
クラクフは1611年までポーランド王国の首都だったのですが、ここはその王様の住む宮殿だったそう。カジミェシュ3世によって、970年に建てられました。
実は日本に帰ってきてこのブログ記事を書き始めてから知ったのですが、ヴァヴェル城のチケットは人数限定で希望の時間に入れないこともあるので、ハイシーズンに確実に入りたい場合は予約してから行ったほうがいいそうです…。
私が訪れたのは9月の土曜日の午後15時過ぎ。チケットも並ぶことなく購入できたので運が良かったのかもしれません。

城内に観光スポットが複数あり、入場料金も場所ごとに払う形式になっています。全部見て回ると3-4時間はかかりそうです。
また入場料金は季節によって変わるそうなので、詳細は以下の公式ホームページをご覧ください。参考程度に、私が訪れた際の料金は以下の通りでした。
城内1階・王様の居住区域…(37Zt、日本円で約1,500円)
城内2階・王様の執務区域…(40Zt日本円で約1,600円)
ヴァヴェル城公式ホームページ
私は時間が限られていたこともあり、一番面白そうだと感じた1階の王様の居住区域を見ることにしました。
展示は量が多く、見応えもありましたが、ポーランド独自の文化の展示がやや少ないのが気になりました。
絵画はイタリアやフランス、オランダからの輸入物が多いのはもちろん、家具や食器も輸入物がほとんど。ポーランドの王様が西欧に憧れを持っていたということなのかもしれませんが、ポーランド独自の文化をもっと見たかったというのが正直なところでした。もしかしたら他の展示ならそんなことは無かったのでしょうか。


お城1階の見学の所要時間は2時間ほど。1、2階を両方見て回ると+1時間かかると思われます。
見学した後は、広いお城の中を散歩。
お城自体が高台にあるので、街を一望したり、川を眺めたり、眺めが最高でした。

最後、ドラゴンにも出会ってテンションが上がりました。クラクフはドラゴン伝説で有名だそうです。どんな伝説かは現地で確かめてみてください!

5. 17:30 バーでビール🍺
観光の最後は、歩いて織物会館まで戻り、ビールを飲んで〆ることにします。
織物会館の近くに、安くポーランドビールを楽しめるスポーツバーがありました。
その名は「BaniaLuka」。
カウンターで注文してそのままドリンクをもらうスタイル。店内のTVではプレミアリーグが流れていました。

TYSKIEというポーランドビール1杯が11Zt(約450円)。日本よりも安いです。
ポーランドビールは口当たりにクセが少なく、ゴクゴク飲めます。
2杯目に飲んだIPAも美味しかった!!
日本にも切に出店希望です!!!


バーでビールを楽しんだ後は、ホステルに戻り、まだ観たことの無かった「シンドラーのリスト」を翌日のアウシュヴィッツ行きに備えて観たり、ホステルが無料で出してくれる夕食を食べたりして過ごしました。
「シンドラーのリスト」は翌日のアウシュヴィッツ観光の良い予習になりました。アウシュヴィッツに行かれる方、ぜひ予習のためにも観てから行かれることをお勧めします。行きの飛行機のお供にどうぞ。
6. 最後に
街並みが美しい街なら他のヨーロッパ諸国にもたくさんありますが、クラクフくらい物価が手頃でご飯も美味しい街は中々ないのではないでしょうか!
中世そのままの街を眺めながら安くポーランドビールを楽しみたい方、東欧の空気を味わいたい方、ぜひクラクフを訪れてみてください!


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